現代では大谷翔平しか不可能? WSでこじ開けた扉…44年ぶりの偉業達成

シャーザー、バーランドからヒット
【MLB】Bジェイズ ー ドジャース(日本時間2日・トロント)
ドジャース・大谷翔平投手は1日(日本時間2日)、敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦に「1番・投手兼指名打者」で先発出場した。投手としては3回途中KOとなったものの、打者として歴史に名を刻んでみせた。
初回の第1打席はサイ・ヤング賞3回のマックス・シャーザー投手と対戦。カウント2-1から低めのチェンジアップをうまく中前に運び、いきなりヒットを放った。第2打席は捉えた当たりながらも左飛。5回の第3打席はルイス・バーランド投手と対戦し、2球で追い込まれるも右前打を放った。
MLB公式のサラ・ラングス記者は自身のX(旧ツイッター)を更新。「ショウヘイ・オオタニは自身が登板した勝敗が決着する1戦で、複数安打を記録した、ポストシーズン史上3人目の選手となった」と紹介した。他の達成者は1981年ナ・リーグ地区シリーズ第5戦のスティーブ・ロジャース、1934年ワールドシリーズ第7戦のディジー・ディーンだという。
大谷は3回にボー・ビシェット内野手に痛恨の3ランを浴びて降板したが、打者としてはしっかり結果を残している。5回を終えて2-3と1点を争う好ゲーム。ドジャースは21世紀初のワールドシリーズ連覇となるだろうか。
(Full-Count編集部)