佐々木麟太郎、鷹ドラ1指名に感謝「大変名誉なこと」 城島CBOが米大学で指名挨拶

城島CBOがスタンフォード大の野球部施設を訪問、指名あいさつ
ソフトバンクからドラフト1位指名された佐々木麟太郎内野手(スタンフォード大)が4日(日本時間5日)、ソフトバンクの城島健司CBOからカリフォルニア州のスタンフォード大野球部施設で指名挨拶を受けた。
城島CBOが1泊3日でスタンフォード大を訪れて指名あいさつ。佐々木はスタンフォード大のユニホーム姿で応じた。大学を通じて、感謝のコメントを残した。
「今回ソフトバンクホークスに指名をしていただいたことについては、大変名誉なことと思っています。また私に対して興味を抱いていただいた全球団に対しても、心から感謝を申し上げます。プロの世界で活躍することは私の夢であります。そのためにも今はスタンフォード大学の授業と来年のシーズンに全力で集中をしています。良い将来になるよう引き続き、全力で頑張っていきます。佐々木麟太郎」
城島CBOは王貞治会長と自身のサインが記された交渉権獲得の当たりくじを持参した。城島CBOは「今回は指名したという挨拶だけ。スタンフォード大学に敬意というか、彼はここの選手ですから。来シーズンも彼はここでプレーするわけなので、結果的にはお騒がせしているという挨拶です」と訪問理由を説明した。
指名挨拶後の入団交渉などは来年6月のシーズン終了後。7月にはMLBドラフトがあり、ここでも指名を受ける可能性がある。城島CBOは「我々は彼の意思を尊重したいというのはドラフト指名した時から言っていること。それは変わらないので。どこに行っても大活躍してくれるというのが僕らの球団の望み。それがうちに縁があって、うちでやってくれるならいいかなと自分たちの球団は思っています」と語った。
2023年ドラフト候補だった佐々木はプロ志望届を提出せずに米留学を選択。花巻東時代に高校通算140本塁打をマークした実力だけでなく、「英語を勉強しながら学業も野球もしないといけない。でも、これは人生の糧になると。すごく前向きな子」(城島CBO)と人間性なども高く評価している。
「ドラフト1位で来てくれない可能性がある選手をとったというのは僕らのメッセージであり、彼の評価。それ以上でもそれ以下でもない」。城島CBOの言葉には力がこもっていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)