巨人では「毎日が戦い」 戦力外通告→32歳で決断した引退…届けた感謝の“562文字”

巨人の重信慎之介が自身のインスタグラムで現役引退を報告
巨人から戦力外通告を受けていた重信慎之介外野手が6日、自身のインスタグラムを更新し、現役を引退することを報告した。プロ10年目を終えた32歳はファンへ「すべてが自分の財産であり、かけがえのない時間」などと562文字で感謝を伝えた。
重信は「この度、現役を引退することを決断しました。10年前、夢と覚悟を胸にこの世界に飛び込み、毎日が挑戦であり、学びであり、戦いでした。上手くいかない事がほとんどでしたが、嬉しいことも悔しいことも沢山経験させていただきました。そのすべてが自分の財産であり、かけがえのない時間です」と決断を報告した。
2015年ドラフト2位で早大から入団。俊足巧打で活躍し、2019年にはキャリア最多の106試合に出場。14盗塁をマークした。SNSでは周囲への感謝を伝えると、「どんな時も応援してくださったファンの皆さん、本当にありがとうございました。皆さんの熱い声援、拍手、笑顔が、自分にとってどれだけ力になったことか。思うような結果が出せず苦しんだ日々も、皆さんの存在が前を向いて走る力になっていました」。ファンの後押しに感謝した。
今後について具体的な明記はないが「この10年で培った経験を糧に、これからも人として成長し続けていきます。プロ野球という素晴らしい世界で生きてこられたことに誇りを持ち、これからも日々精進し、皆さんに少しでも恩返しできるよう頑張っていきます」と述べている。
「これまで関わってくださったすべての方へ、心から感謝いたします。10年間本当にありがとうございました。重信慎之介」
今季の出場は10試合。プロ通算585試合、822打数189安打の打率.230、通算70盗塁を残した32歳がユニホームを脱ぐ。
(Full-Count編集部)