WS優勝も…ド軍が最後まで拭えなかった“泣き所” 朗希の卒業で空位、課題だらけの候補

ドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
ドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

ド軍は「試合終盤を任せられる信頼できる投手、特に右投手が必要」

 ドジャースの連覇で幕を閉じた2025年シーズン。メジャーでは早くもストーブリーグが開幕し、来季以降のチーム編成に各球団が頭を悩ませている。3連覇を目指すドジャースはこのオフに何をすべきか。地元LA記者は、絶対的なクローザーや終盤を任せられる右腕の存在を進言した。

 米スポーツ局「ESPN」は2025年オフシーズンのトピックスを紹介。ドジャースの課題について、オールデン・ゴンザレス記者が分析した。同記者は「(ドジャースが今オフに抱える大きな課題は)クローザーを必要としていること。より広い意味では、試合終盤を任せられる信頼できる投手、特に右投手が必要とされている」と指摘する。

 現在のチームには、終盤に投げる右腕としてブルスダー・グラテロル、ブレイク・トライネン、エドガルド・エンリケス、ウィル・クラインの4人が該当するとしつつも、「いずれも課題を抱えている」と同記者。グラテロルは右肩手術のため今季全休。トライネンは今季大不振に陥り、エンリケスは剛腕ながらも制球が不安定、クラインはまだ実績不十分だ。

 ブルペンが苦戦したことで、佐々木朗希投手が9月末のメジャー再合流後にクローザーを任された。ポストシーズンでは3セーブを挙げたが、ブランドン・ゴームズGMは来季の先発再転向を明言しており、少なくとも開幕から佐々木を守護神に据えるプランは現実的ではなさそうだ。ゴンザレス記者の救援陣の見解でも、佐々木の名前は出ていない。

 ゴンザレス記者は「そのため、ドジャースは(その分野で)非常に積極的に動くと見られている。フリーエージェント市場かトレード、あるいはその両方でだ」と予想。FA市場ではエドウィン・ディアス投手やロベルト・スアレス投手らが救援投手のトップティア。ドジャースのオフの動きも注目したい。

(Full-Count編集部)

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