ジャッジは2年連続5度目、ローリーは初 ア・リーグのシルバースラッガー賞が決定

ヤンキースのアーロン・ジャッジ(左)とマリナーズのカル・ローリー【写真:ロイター】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ(左)とマリナーズのカル・ローリー【写真:ロイター】

MVPレースでも注目される2人が受賞

 打撃のベストナインに相当するシルバースラッガー賞は、7日(日本時間8日)にア・リーグの受賞者が発表された。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が2年連続5度目の選出となった。両リーグ最多の60本塁打を放ったマリナーズのカル・ローリー捕手も初受賞となった。

 シルバースラッガー賞は各ポジションで優れた打撃成績を残した選手に贈られる。1980年に制定された。打撃成績のみが評価され、監督とコーチの投票で選出される。

 ジャッジは今季、本塁打と打点は2年連続のタイトルとならなかったものの、打率、出塁率、長打率、OPSで両リーグトップの数字を記録。打率.331、53本塁打、114打点、OPS1.144を残した。

 ローリーは開幕から本塁打を量産し、捕手やスイッチヒッターのシーズン本塁打記録を更新。キャリアハイを大幅に更新する60本塁打、125打点で2冠に輝いた。

 前日6日(同7日)には先にナ・リーグの受賞者が発表されており、ドジャースの大谷翔平投手が指名打者部門で選出。エンゼルス時代の2023年から3年連続、日本人としてはイチローを抜き、単独最多となる4度目の受賞となった。

 ジャッジとローリーはア・リーグMVPでも有力候補と予想されており、今後の行方が注目されている。

○受賞者は下記

【捕手】
カル・ローリー(マリナーズ)初
打率.247、60本塁打、125打点、14盗塁

【一塁】
ニック・カーツ(アスレチックス)初
打率.290、36本塁打、86打点、2盗塁

【二塁】
ジャズ・チザムJr.(ヤンキース)初
打率.242、31本塁打、80打点、31盗塁

【三塁】
ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)6度目
打率.283、30本塁打、85打点、44盗塁

【遊撃】
ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)2度目
打率.295、23本塁打、88打点、38盗塁

【外野】
アーロン・ジャッジ(ヤンキース)5度目
打率.331、53本塁打、114打点、12盗塁

バイロン・バクストン(ツインズ)初
打率.264、35本塁打、83打点、24盗塁

ライリー・グリーン(タイガース)初
打率.258、36本塁打、111打点、2盗塁

【指名打者】
ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)3度目
打率.309、32本塁打、84打点、18盗塁

【ユーティリティ】
ザック・マッキンストリー(タイガース)初
打率.259、12本塁打、49打点、19盗塁

【チーム】
ヤンキース

【一覧】初受賞は6選手! 打撃のベストナイン・シルバースラッガー賞一覧

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