佐々木朗希が逃したド軍の“新人王” 米メディアが選出…26歳に光った“67&2.95”

米メディアが各チームのMVP、CY賞、新人王を選出
メジャーもオフに突入し“賞レース”へ向けた情報が多くの関心を集めている。米スポーツ専門メディアが、各チームのMVP、サイ・ヤング賞、新人王を選出。ドジャースからは当然ながら大谷翔平投手が挙がるなか、新人王に“指名”されたのは26歳左腕だった。
「ブリーチャー・レポート」のジョエル・ロイター記者が「野球界がオフシーズンに焦点を移す前に、各MLBチームのMVP、サイ・ヤング賞、そして新人王を選出することで、記憶に残る2025年シーズンを締めくくろう」と記事を掲載。独自の見解でレギュラーシーズンの成績を対象に、30球団から3人を選出している。
記事には「ほとんどのチームには、リーグ全体のMVPを狙えるような本格的な候補はいない。ナ・リーグではショウヘイ・オオタニが、ア・リーグではアーロン・ジャッジかカル・ローリーのどちらかがほぼ確実に受賞するだろう」と掲載。その上で「しかし、どのチームにもチーム内MVPにふさわしい際立った選手が少なくとも1人はいる。サイ・ヤング賞についても同様だ。各チームのトップルーキーを選ぶのは、今回の中で群を抜いて難しい作業だった」と振り返っている。
ドジャースからはMVPに大谷、サイ・ヤング賞に山本由伸投手が“順当”に選ばれた。「ドジャースは2023~2024年のオフシーズンに、ショウヘイ・オオタニとヨシノブ・ヤマモトの2人に合計10億ドル以上を投じた。この2人がシーズンを通して、さらにポストシーズンにまで与えた影響を考えれば、彼らなしでこのチームが連覇を達成するのは想像しがたい」と称賛した。
そして難しかったという新人王には記されていたのはジャック・ドレイヤー投手だった。「ロウキ・ササキがチームのトップルーキーになると期待されていたたし、結果的に彼が大きな影響を与えたの10月だった。レギュラーシーズンだけを見ると、チームのトップルーキーは、67登板で防御率2.95、WHIP1.05、10ホールドを記録したジャック・ドレイヤーだった」と評価した。
5試合に先発したが、シーズンを通してほぼ救援としてフル回転。ドジャースのレギュラーシーズン優勝への貢献度としては、怪我で離脱期間が長かった佐々木朗希投手を大きく上回っていた。
(Full-Count編集部)