イチロー氏が明かした“嫌な選手”の条件 「ダメージも大きい」名前を挙げたレジェンド2人

イチロー氏が挙げた“嫌な選手の条件”
マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が8日から2日間にかけて新潟・中越高の指導を行った。2020年から始まり6年目を迎えるこの取り組み。球児からの「嫌なキャッチャーとは」という質問に答えた。
イチロー氏が挙げたのはカージナルス一筋で2224試合に出場し、2168安打をマークしたヤディアー・モリーナとジャイアンツ一筋で強打の捕手として知られたバスター・ポージーの2人だった。イチロー氏は「2人が嫌なキャッチャーだった。静かにいい仕事をする。キャッチャーはばたばたしてほしくない」と語った。
続けて「やたら動くケースがあるじゃない? あれは嫌じゃない」と切り出し、話は“嫌な選手の条件”。「相手として何が嫌かというと、淡々とやること」と語った。イチロー氏もその美学を取り入れていたことを明かした。
イチロー氏自身は2009年の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝での韓国戦で延長10回に決勝適時打を放ち、世界一に貢献。しかし、その後、塁上では笑顔も見せず淡々としていた。当時を振り返り、「相手としてどういう態度が嫌か。淡々とやることだと思った。ダメージも大きい」と意図していた行動だったと明かした。
(Full-Count編集部)