ダルビッシュが襲われていた「問題」 手術で来季全休…GM明かす決断の裏側「彼に大きな敬意」

パドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】
パドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】

GM会議でプレラーGMがダルビッシュについて説明

 パドレスのAJ・プレラーGMが11日(日本時間12日)、ラスベガスで行われたGM会議に参加した。右肘の手術が発表されたダルビッシュ有投手については、「彼はシーズン中ずっと、100%の状態ではないことを自覚していたと思います」と、万全ではない中でシーズンを戦っていたことを説明した。

 パドレスは4日(同5日)、ダルビッシュが右肘の内側側副靱帯の修復手術を行ったと発表。2026年シーズンは全休することが見込まれている。

 プレラーGMは「スプリングトレーニングでは非常に良いボールを投げていましたが、そこで驚くことに問題が発生した」と説明。「彼の話を聞く限り、その後も完全な状態には戻っていなかったようだが、それでも投げられる状態ではあった。チームの為に重要な(試合で)投球回数を稼いでくれた」と話した。

 今季はフォームを右肘を下げる形に調整してシーズン入り。試行錯誤の中で投球を続けたが、15試合で5勝5敗、防御率5.38の成績に終わった。

 プレラーGMは、手術について「シーズンが終わって突然決断したことではない」とシーズン中も手術の可能性はあったとし、「シーズンが終わった時点で、彼は私や他の関係者に『今季はずっとベストな状態で投げられていなかった。検査を受けたい』と言いました」と説明した。

 8月に39歳を迎え、満身創痍の中で投げ続けた右腕についてGMは「彼は真のプロフェッショナルです。私たちは彼に大きな敬意を払っています。彼が自分のプロセスを進めていくのを尊重し、今後も数週間かけて話し合いを続ける」と話した。

(Full-Count編集部)

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