山本由伸に「驚きだよ」 ライバル球団トップすら…思わず比較した“伝説左腕”

2014年のバムガーナーはWSで計21回&2勝+1セーブ
ドジャース・山本由伸投手は今年のワールドシリーズで史上13人目の3勝を挙げ、MVPに選ばれた。第6戦の翌日には中0日で最終戦に登板。“胴上げ投手”になった伝説は今後も語り草だろう。一方でジャイアンツの編成本部長を務めるバスター・ポージー氏は、山本よりも“上”の存在を挙げている。
11日(日本時間12日)からラスベガスで開催されているGMミーティングにポージー編成本部長は参加した。ジャイアンツ地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」によると、報道陣から山本と2014年のマディソン・バムガーナーのどちらが印象的かと聞かれ、「バムだね」と笑顔で答えたという。
ポージー編成本部長はジャイアンツ一筋で2010年代に3度のワールドチャンピオンに輝いた。そして、2014年のロイヤルズとのワールドシリーズでも正捕手として最後の瞬間を見届けた。その時にマウンドにいたのが他ならぬバムガーナーだった。
シリーズ全体でバムガーナーは計21イニングを投げて防御率0.43、17奪三振、2勝に加えて第7戦でセーブを挙げた。一方で山本は17回2/3を投げて防御率1.02、15奪三振、3勝と甲乙つけがたい成績だ。「ヤマモトとの比較をせずにはいられないよ」とポージーは語ったという。
「バムがやったことにいまだに驚愕しているし、ヤマモトがやったことにも驚きだよ。100球も投げたあとで、彼があの球速をまだ出せるとは思ってもみなかった」と、ポージー編成本部長は素直に山本を称えている。それでも、実体験としてバムガーナーの快投を目撃したこともあってか、左腕を“格上”認定したのかもしれない。
(Full-Count編集部)