大谷翔平、3年連続4度目のMVP受賞 満票で歴代単独2位「非常に光栄」…両リーグ複数回は史上初の快挙

4回の受賞はボンズの7回に次ぐ歴代単独2位に
2025年の最優秀選手(MVP)が13日(日本時間14日)、米番組「MLBネットワーク」で発表され、ナ・リーグではドジャースの大谷翔平投手が満票で3年連続4度目となる受賞を果たした。4回の受賞はバリー・ボンズに次いで歴代単独2位の快挙となった。
番組に出演した大谷は、受賞の瞬間に真美子夫人、愛犬のデコピンと顔を寄せ合って喜んだ。「非常に光栄ですし、ソト、シュワーバー選手も素晴らしい選手。競い合えたことがよかった」と話した。
また歴史に名を刻んだ。ドジャース2年目の今季は打者としては打率.282、55本塁打、102打点、OPS1.014をマーク。2023年以来となる投手復帰も果たし、14試合で1勝1敗、防御率は2.87だった。昨年のMLB初となる「50-50」に続き、今季は名門ドジャースで二刀流としてプレーし、チームをリーグ優勝に導いた。
本塁打王争いはシュワーバーに敗れて3年連続とはならなかったものの、OPSはリーグ唯一の1台。投手もこなしながら、本塁打数は打者に専念した昨年を1本上回るキャリアハイでフィニッシュした。
大谷はエンゼルス時代の2021年に初のMVPに輝き、これで2023年から3年連続での受賞という偉業を成し遂げた。昨年3度目の受賞でマイク・トラウト、アレックス・ロドリゲス、アルバート・プホルスらと並んでいたが、今回の受賞で歴代単独2位となった。3年連続受賞はボンズ(2001年~2004年)以来2人目で、両リーグで複数回受賞するのは初めてとなった。
(Full-Count編集部)