大谷翔平の追っかけ卒業「来年で一区切り」 4年連続全試合観戦も…芽生えた野望

ミニタニさん「来年をもって全試合観戦は一区切りをつけようと」
「ミニタニ」として活動するアキ・テリヤキさんが14日、来季限りでドジャース・大谷翔平投手の“追っかけ”を卒業すると明らかにした。2022年から4年連続で全試合観戦してきたが、一体、何があったのか。ミニタニさんを直撃した。
「大谷選手の活躍を見させてもらって、本当にたくさんのことを学ばせていただきました。大谷選手とドジャースの契約はあと8年。全試合追いかけるのも夢があるなと思う一方で、自分自身も大谷選手に負けないぐらいの活躍をしたいなと。そこで来シーズンをもって、全試合現地で観戦するというのは一区切りをつけようと思いました」
エンゼルス時代の2022年のオープン戦から約700試合を観戦してきた。追っかけを卒業するのは1つの夢が叶ったからだ。「ワールドシリーズチャンピオンを見届けるのが夢でした。昨年も達成感がありましたが、今年も……。自分の目標をやり終えた」。来季は大谷にとって二刀流の完全復活の年となる。「想像をはるかに超える異次元の活躍が来年は見られるんじゃないかと。あとはホームランボールをキャッチできれば」と前を向いた。
突然の追っかけ卒業。だが、卒業後の明確な夢がある。2024年3月、自身がプロデュースした寿司屋「Mori Nozomi」をロサンゼルス市内にオープン。開店から約1年で「ミシュランガイド・カリフォルニア」で一つ星を獲得し、米ニューヨーク・タイムズが選ぶ全米ベストレストラン50にも選ばれた。
「アメリカで女性の寿司シェフとして初めてミシュランを獲得した。ある意味、歴史に名を刻むことができた。ここまで大谷選手の活躍を見て、自分も何かに挑戦して形にしたかった。大谷選手の活躍までと言わなくても近づけるように」
追っかけ卒業後は寿司屋のプロデュースにも注力しつつ、メジャーリーグ全体の盛り上げ役となる。
「日本人のメジャーリーガーも増えますし、ファンやフォロワーの方にメジャーの楽しみ方を。僕は世界で一番メジャーリーグを現地で見ていると思います。これからも更にたくさんの方に魅力を広めていければと思います」
新たな目標を見つけたミニタニさんは目を輝かせていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)