山本由伸の“返事”に「正直、怖かった」 ロバーツ監督激白…今明かすやり取り

ロバーツ監督がサンディエゴの自宅でWS舞台裏を明かした
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督がABEMA独占インタビュー企画「おはようロバーツ ワールドシリーズ舞台裏スペシャル」に出演。サンディエゴの自宅などでインタビューを受け、ワールドシリーズの“裏側”を明かしている。第3戦は延長18回の死闘を制してシリーズ2勝目を挙げたが、第2戦で先発して完投勝利をマークした山本由伸投手がブルペンで肩を作っていた。
指揮官は「由伸はワールドシリーズでは野手のロハスに投げさせたくなくて自分が投げると言った」と、山本の“男気”を絶賛した。さらに「延長13回あたりで、もうリリーフ投手が残っていなかった」と激白。「その時、山本が必要なら投げられると言ってくれた」と、信頼感を口にしていた。
登板の意欲を聞いたロバーツ監督は「本当にいけるのか? と聞いたら、彼は『いけます』と言った」と説明。「体を動かして肩を作って、どう感じるか教えてくれと伝えた」と明かし、登板への準備にGOサインを出した。
「正直、怖かったよ。中1日だったからね。ピッチングコーチが山本は(準備段階での状態が)良い感じだと言っていた。もう1イニング(延長19回)があったら、山本が登板する予定でした」
結果的には延長18回にフレディ・フリーマン内野手がサヨナラ本塁打を放ち、山本の登板機会はなかった。それでも第6戦に先発し、第7戦に救援登板して胴上げ投手になった山本に「ポストシーズン史上最高の活躍をした1人だと思う。彼のような投手は久しく記憶にない。チームに最も必要とされたときしっかりと応えてくれた。日本の選手は文化的にも競争心やタフさが根付いているけど由伸のマインドは本当に強いんだ」と敬意を示していた。
(Full-Count編集部)