大谷&ジャッジの“独占”を止めるのは? MLBが大胆予想…「終止符を打つ」10人の候補

最近5年間のMVPは2人で「7/10」を独占状態
今季のメジャーリーグではナ・リーグが大谷翔平投手(ドジャース)、ア・リーグはアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)がシーズンMVPに輝き、各リーグの“絶対王者”として君臨している。2人の最強の座を脅かす選手はいるのか。MLB公式サイトが大胆予想し、10人の候補を挙げた。
大谷は今季、打者として打率.282、55本塁打、102打点、OPS1.014をマークし、投手としても復活。ジャッジは打率.331、53本塁打、114打点、OPS1.144を残した。2人ともリーグMVPは2024年にも獲得しており、2021年から2023年までの3年間は、ア・リーグMVPを大谷が2回、ジャッジが1回と2人で分け合ってきた。
MLB公式のウィル・リーチ記者は16日(日本時間17日)に「オオタニとジャッジをMVPの座から引きずり下ろすかもしれない10人の候補者」と題し、それぞれのリーグから、5人ずつMVPの座を脅かす可能性がある選手を取り上げた。これまで2人が驚異的な支配を見せていることに触れつつ「やがて(そうなると思いたいが)誰かが彼らの独占状態に終止符を打つだろう」と伝えた。
ナ・リーグで大谷のライバル候補として挙がったのは、コービン・キャロル外野手(ダイヤモンドバックス)、エリー・デラクルーズ内野手(レッズ)、スキーンズ投手(パイレーツ)、フアン・ソト外野手(メッツ)、フェルナンド・タティスJr.外野手(パドレス)の5人だった。唯一、投手として名を連ねたスキーンズについては「彼はシーズンが進むにつれてさらに強くなっているように見える。近いうちに、誰も否定できないようなシーズンを送るかもしれない」と高く評価した。
さらに、大谷を上回る歴代最高額の15年総額7億6500万ドル(約1183億円)の契約を結んでいるソトについては「まだ頂点に立てていない」と1度もMVPを獲得できていないことを強調。「昨シーズンはア・リーグでジャッジに阻まれ、今回はナ・リーグでオオタニに阻まれた。もしソトがどういうわけかこのままMVPを獲得しないなんてことになったら? 20年後、どう説明すればいいのだろう?」とし、近いうちにチャンスが巡ってくると予想した。
プラチナグラブ賞を獲得したタティスJr.に関しては「今では彼は、あと一歩まで迫りながらもなかなかブレークスルーできないチームの、疑いようのないリーダーとなっている」と指摘。まだ30本塁打&30盗塁を達成したことはないにも関わらず、「それを完全に飛ばして、いきなり40-40に到達するかもしれない」とし、高い潜在能力に期待を寄せた。
ア・リーグでジャッジのライバルとしては、ニック・カーツ内野手(アスレチックス)、カル・ローリー捕手(マリナーズ)、ホセ・ラミレス内野手(ガーディアンズ)、フリオ・ロドリゲス外野手(マリナーズ)、ボビー・ウィットJr.内野手(ロイヤルズ)の5人が挙がった。
(Full-Count編集部)