“最悪の契約”267億円男が激白「本当に気が滅入る」 打者天国でも0HR…直面する苦難

元MVPが不名誉ランクイン
米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は、残りの支払額や成績の悪化などから「最もトレードが不可能な10の契約」を特集。2016年にナ・リーグMVPに輝いたロッキーズのクリス・ブライアント内野手が3位に入った。
ブライアントはカブス時代の2016年にMVPを獲得。2022年3月に7年総額1億8200万ドル(約267億円)の大型契約でロッキーズ入りしたが、移籍1年目から度重なる故障に苦しみ、満足いく結果は残せていない。
年俸2600万ドル(約38億円)の今季は「4番・DH」で開幕を迎えたが、4月14日に負傷者リスト入り。腰椎変性椎間板疾患による慢性的な腰痛で、以降は出番なく今季は0本塁打でシーズンを終えた。アレナド、ストーリーら主力が抜けたところでブライアントに期待がかかっていたが、試合にすら出場できていない事態。チームは若手中心のメンバーで、2022年以降地区最下位が続いている。
記事によるとブライアントは、シーズン終了後に記者団に対して「(体は)良い状態とは言えず、本当に気が滅入る。(毎朝)目覚めながら、今日は良くなっているようにと願うことは本当に疲れるよ。最後に調子が良いと感じて目覚めたのはいつだったか、思い出せない」と心境を明かしたという。
仮にトレードが起こるなら、プロスペクトを抱き合わせて他球団に送るか、年俸を引き受ける意思のある再建中の球団へ放出する形になるはずだと指摘された。
同記事では2位にマイク・トラウト外野手(エンゼルス)、1位にはザンダー・ボガーツ内野手(パドレス)が入った。また、ブライアントは同サイトの「オール・オーバーペイド・チーム(年俸もらいすぎ)」の指名打者部門にも選ばれている。
(Full-Count編集部)