大谷翔平は「変人だ」 大物CY賞右腕の“本音”…驚きの日常は「狂気じみている」

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

バーランダーの弟が明かす

 ドジャース・大谷翔平投手のプレーに、レジェンド右腕も仰天している。米スポーツ局「MLBネットワーク」内の番組「ホット・ストーブ」では、17日(日本時間18日)にジャイアンツのジャスティン・バーランダー投手の弟で、米メディアでアナリストを務めるベン氏が登場。数々の選手と話す中で、同氏が抱いた大谷の凄みを説明した。

“大谷マニア”としても知られるベン氏は、サイ・ヤング賞3度の兄・ジャスティンが大谷について「『彼は変人だ』と言っていました」と説明。続けてベン氏は「いいですか? 兄は中4日・5日で登板しますが、マウンドに上がらない日も毎日忙しいです。ブルペンで投げる日、リカバリーの日、映像を確認したり、スカウティングをする日とか。ショウヘイには、投げている間はそのようなオフの日が一切ありません。彼は(打者として)すぐにグラウンドに戻るんです」と、二刀流でプレーし続ける凄みを解説した。

 大谷は今季、投手復帰を果たした。試合前には1番を担うホームランバッターでありながら、数日置きにキャッチボールとブルペン投球をこなして試合に臨んでいる。

「私が多くの選手や兄のジャスティンと話して思うのは、彼が準備するために舞台裏でどれだけのことが必要なのか、ということです。いいですか? ジャスティンはフルタイムの投手で、それはフルタイムの仕事です。ショウヘイは投手であり、それはフルタイムの仕事ですが、彼は(投手として)オフの日に打者として60本だか55本だかのホームランを打ち、50個の盗塁を決める。これは本当に狂気じみているんです。彼のアスリートぶりと、打者としての持ち前のパワー。それが選手たちが最も感心することだと思います」

 大谷は今季、3年連続4度のMVPに輝いた。4度のMVPは、MLBの歴史を見ても2人だけ。回数で上に立つのはバリー・ボンズ(7回)だけとなった。来季はシーズン開幕から二刀流としてのプレーが見込まれる。大谷はまた、周囲の想像を超えていくのだろうか。

(Full-Count編集部)

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