ベッツが思わず「愛してる」 人前はばからず“告白”…オフも大忙しのワケ

ベッツがロサンゼルスでチャリティ活動を続ける理由
ムーキー・ベッツ内野手は来季ドジャースで7年目のシーズンを迎える。2014年から6年間在籍したレッドソックスよりドジャース在籍期間が長くなることについて、オフにはチャリティ活動にも取り組むベッツが、ドジャース番記者にロサンゼルスへの思いを明かした。
地元メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン記者から、ロサンゼルスの街との“つながり”が7年目になることを聞かれたベッツは「奇妙な感じだよ。まだそれほど長くいないけど、もう長いこといるように感じる」と心境を語った。また、移籍初年度の2020年を振り返り「私がここに来た時はコロナ禍だったから、この街にじっくり(時間をかけて)馴染むことができた。それは、よかったことだったよ」と、未曾有の事態がもたらした影響にも触れた。
ベッツは、ロサンゼルスの住民に、七面鳥など、サンクスギビング(毎年11月の第4木曜日に祝う感謝祭)を過ごすための品々を贈る活動を続けており、20日(日本時間21日)も参加。「初日から(ロサンゼルスを)愛している。ドジャースもロサンゼルスの街も愛している。だから、私は今日ここ(チャリティイベント)にいるんだ」と粋な対応を続ける理由を語った。
チャリティイベントの意義を聞かれると「とても大事なことだよ。この取り組みに(参加できて)幸運だよ。みんなで(幸せを)分かち合いたい」とコメント。「人々が笑顔になることはいいことだ。コミュニティによって必要なものは違う。だから、私たちは色々な取り組みをしているんだ。特に子どもたちには、最低限必要な物を与えて、サポートしたいんだ」と、活動の裏にはロサンゼルスへの恩返しと、街の未来を思う気持ちがあると明かした。
ベッツは妻とともに「5050財団」を通じて慈善事業に従事しており、今年1月にはカリフォルニア州で発生した山火事の被災者に、自身がスポンサー契約を結ぶナイキ社の製品3万ドル(約441万円)分を寄付。貧困に苦しむ人に、ドジャース財団と協力して16万ドル(約2400万円)以上を寄付する活動も続けており、10月27日(同28日)には、野球界における最高の個人栄誉の1つとされる「ロベルト・クレメンテ賞」にも選出された。
(Full-Count編集部)