511億円男にド軍入り仰天トレード案 残り6年契約も…31歳の“出戻り”で最強内野陣へ

シーガーは今季102試合で驚異のWAR6.2をマーク
ワールドシリーズ連覇を果たしたドジャースの次なる目標は、1998~2000年のヤンキース以来となる3連覇の大偉業。このオフも大物を狙うとの噂が飛び交っているが、球界を代表するスター遊撃手、レンジャーズのコーリー・シーガー内野手をトレードで補強する可能性を米メディアが指摘している。
事の発端は20日(日本時間21日)、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」など複数の媒体や記者がシーガーの放出可能性を報じた。2023年にワールドチャンピオンになったレンジャーズだが、ここ2年間は地区3位にとどまっており、年俸総額の削減を検討しているという。その中で、残り6シーズンで1億8200万ドル(約286億円)にのぼるシーガーが重荷となっていた。
シーガーは2012年ドラフト1巡目(全体18位)でドジャースに入団。2016年に新人王とシルバースラッガー賞に輝くと、2020年はリーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズでダブルMVPに輝き、世界一に貢献した。2021年からレンジャーズに移り、今季は故障で102試合出場に終わったが、21本塁打&OPS.860に加えて、アメリカの代表的な記録サイト「ベースボール・リファレンス」の勝利貢献度WAR6.2の好成績を残した。
米メディア「スポーティング・ニューズ」は「ドジャースがブロックバスター級トレードを行い、ムーキー・ベッツの代役として、3億2500万ドル(約511億円)契約を結び2度のワールドシリーズMVP獲得男との再合流で球界を破壊すると予想」との見出しで、シーガーのドジャース入りの可能性を分析した。ドジャースには不動の遊撃手としてベッツが君臨するが、二塁へ動かせば問題ないと見ている。
「もしドジャースがシーガーを手に入れれば、MLBにおける史上最高レベルの内野陣が誕生する。ベッツの守備力は素晴らしいし、シーガーもかなりの腕前だ。両コーナーにフリーマン、マンシー、捕手にスミスが加われば、ドジャースは、近年で最高クラスの内野陣を揃えたと言えるだろう」と期待を込めた。
もっとも、シーガーは大谷翔平投手と同じ1994年生まれの現在31歳。ドジャースの主力は大半が30代以上となっており、若返りもまた課題と言われている。果たして、いまでもLAに愛される天才が再びドジャーブルーに身を包むことがあるのだろか。
(Full-Count編集部)