日ハムは外国人3人退団…広島は戦力外右腕と育成契約、西武右腕はポス申請 21日の去就

高橋光成の発表でポスティングによるMLB挑戦は4人に
プロ野球は21日も、来季に向けた各球団の入退団の発表が相次いだ。日本ハムでは外国人選手3人が退団し、広島は戦力外とした投手の育成契約を発表。メジャーリーグ挑戦への動向が注目されていた西武の高橋光成投手のポスティング申請も正式に発表された。
日本ハムは、アニュラス・ザバラ投手、ドリュー・バーヘイゲン投手、育成選手のマイカ与那嶺捕手の退団を発表。162キロの速球が持ち味のザバラは、昨季は中継ぎで16登板ながら0勝0敗1セーブ、防御率1.20をマーク。だが、今季は2登板のみにとどまり、2軍でも27登板で防御率5.33だった。
バーヘイゲンは日本ハムでプレーした2020年、2021年に先発で計13勝をマーク。メジャー復帰後の2023年は60登板14ホールドを挙げた。だが、再び日本ハムに復帰した昨季は、9登板で2勝2敗、防御率3.12。今季は6登板で3勝3敗、防御率6.08にとどまった。
2月に育成契約を結んだ与那嶺は、米野球専門誌によると大伯父は巨人、中日など選手、監督として活躍し、野球殿堂入りも果たしている“ウォーリー”こと与那嶺要氏ということでも話題を集めた。2軍で49試合に出場し、3本塁打の一方で打率.189と確実性に欠けた。
広島は10月に戦力外としていた河野佳投手と育成選手として契約を結んだと発表。地元の広陵高、大阪ガスを経て2022年ドラフト5位で入団。昨季は13試合で防御率2.16、1セーブと好投したが、今季は1軍が登板なく、3桁の背番号から再出発する。
西武は高橋について、ポスティングシステムによる手続きを申請し、MLBの全30球団宛てに通知されたと発表。群馬・前橋育英高から2014年ドラフト1位で西武に入団。これまで4度の2桁勝利を記録した。今季は24試合で8勝9敗、防御率3.04の成績を収め、通算73勝を挙げている。交渉期間は45日間で、米東部時間21日午前8時(同日午後10時)から2026年1月4日午後5時(同5日午前7時)まで。
この他、阪神は来季からの背番号の変更を発表。3年連続で全試合出場を果たした中野拓夢内野手は「51」から、糸井嘉男氏やシェルドン・ノイジー外野手がつけていた「7」に変更した。他にも大竹耕太郎投手は「49」から「21」に変わるなど、大量6選手が新たな背番号となり、来季に臨む。
(Full-Count編集部)