由伸だけじゃない…「3億2500万ドルあげろ」 LA記者の主張、ド軍連覇を支えた人物に脚光

矢田修氏が「ヤマモトが現在の彼である大きな理由」
ワールドシリーズ連覇を果たしたドジャースにおいて、山本由伸投手の存在は必要不可欠だった。シリーズでは3勝を挙げる活躍でMVPを受賞。特に第6戦で6回1失点の投球を見せたあと、中0日で第7戦に登板した場面は大いに話題を呼んだ。LA記者は当時を回顧し、山本を支えた人物に“大金”を渡すよう主張している。
米専門メディア「ドジャース・ネーション」は公式インスタグラムを更新し、ダグ・マッケイン記者の「この男にも3億2500万ドルあげろ!」との言葉を添え、山本の柔道整復師でトレーナーを務める矢田修氏を取り上げた。映像には「66歳の“秘密の男”がドジャースがワールドシリーズを制覇した大きな理由」とも記載している。
マッケイン記者は「ヤマモトが現在の彼である大きな理由の一つです」として矢田氏を絶賛。第6戦後に山本が矢田氏の元を訪れると、「矢田先生がブルペンで投げられる姿を見せるだけでも、空気が変わったりというのもあるし、みたいな感じでどんどん乗せられました」と話した取材の様子などを紹介した。異例中の異例だった連投には、矢田氏なしでは生まれなかった。
「ヤマモトは第7戦でドジャースのどの先発投手よりも多くのアウトを取りました。2回2/3を投げ、34球で無失点に抑えてワールドシリーズMVPに輝きました」と、中0日ながら最もアウトを奪った山本の功績にも言及。そして、独特と言われるトレーニングの様子なども紹介している。
山本は2023年オフにオリックスからポスティングシステムでメジャーに挑戦。投手史上最高額となる12年総額3億2500万ドル(約509億円)で契約を結んだが、球界内外から様々な反応が寄せられた。しかし今季の活躍、特にポストシーズンの躍動で批判を一蹴。超大型契約を見事に“正当化”している。
(Full-Count編集部)