14.5億円の元巨人助っ人に“退団宣告” 4億円増に見合わずFAに…大谷とHR王争いの過去

レンジャーズのアドリス・ガルシア【写真:ロイター】
レンジャーズのアドリス・ガルシア【写真:ロイター】

2016年には巨人で4試合のみプレー

 レンジャーズは21日(日本時間22日)、アドリス・ガルシア外野手に対して来季の契約を提示しない「ノンテンダー」としたと発表した。2023年には当時エンゼルスの大谷翔平投手(現ドジャース)と本塁打王を争ったが、最近2年間は数字を落としていた。

 メジャー登録40人枠に入る選手のうち、控え選手や契約がコストに見合わなくなった選手などが「ノンテンダー」の対象となる。FAとなって来季の所属先を自由に探すことができるようになる。

 キューバ出身、32歳のガルシアは、2011年に国内リーグでデビュー。2016年に巨人に加入したものの、1軍出場はわずか4試合、7打数無安打3三振の成績に終わり、8月中旬には契約解除となった。その後、キューバに帰国する途中に消息を絶って亡命。2017年2月にカージナルスとマイナー契約を結び、2018年にメジャーデビューを果たした。

 2019年オフにトレードでレンジャーズに移籍すると、2021年には149試合で31本塁打、2022年には27本塁打を記録。そして2023年には大谷に次いでリーグ2位となる39本塁打を放ち、OPS.836と活躍。ポストシーズンでも活躍し、ワールドシリーズ制覇に貢献していた。

 だが、2024年は25本塁打、OPS.684。今年は19本塁打、OPS.665と数字を落としていた。2024年2月に2年1400万ドル(約21億8900万円)でレンジャーズと契約延長し、年俸調停を回避。今年の年俸は925万ドル(約14億4600万円)だった。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」によると、来季年俸は1210万ドル(約18億9200万円)が予想されていた。

(Full-Count編集部)

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