西武が台湾の大砲を獲得 通算112発の“2冠王”…球団本部長「さらに伸びしろある」

今季は打率.318、23本塁打、73打点をマークした林安可
西武は22日、台湾プロ野球(CPBL)統一ライオンズから海外移籍制度を申請した林安可(リン・アンクウ)外野手との契約締結を発表した。昨年のプレミア12でチャイニーズ・タイペイの4番を務め、日本戦で特大本塁打を放ったアジアの大砲が新戦力として加わる。背番号は「73」に決まった。
28歳の林はCPBLの7年間で、通算583試合に出場し、打率.287、112本塁打、399打点を記録。2年目の2020年には32本塁打、99打点で2冠に輝き、新人王も獲得している強打者だ。
プレミア12ではスーパーラウンドの日本戦で横山陸人投手(ロッテ)から右翼席上段へソロを叩き込んだ。今季は打率.318(リーグ2位)、23本塁打、73打点(いずれもリーグ3位)の好成績を残した。
西武は今季5位で、チーム打率.232、410得点がいずれもリーグ最下位だった。21本塁打を放ったタイラー・ネビン外野手とは2年の契約延長を既に結んでいるが、大砲候補として期待されたレアンドロ・セデーニョ内野手は退団が決定。林に新たな打線の起爆剤として期待がかかる。
林は球団を通じ「日本の野球に挑戦できることを心からうれしく思っていますし、自分の持ち味をしっかり発揮できるよう、日々ベストを尽くして取り組んでいきます」などとコメント。広池浩司球団本部長は「今年大きく成績を伸ばしており、今後さらに伸びしろのある選手だと考えています。NPBに挑戦するにあたり、高いレベルの投手に対応するための努力を惜しまない姿勢にも大きな魅力を感じました」と期待を込めた。
(Full-Count編集部)