MVP4回&最強DH賞は5回も…大谷翔平の数少ない“未受賞” 財団設立でアジア人初栄誉へ

「ロベルト・クレメンテ賞」の日本人受賞者はなし
ドジャース・大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、ファミリー財団「SHOHEI OHTANI FAMILY FOUNDATION」を設立したことをインスタグラムで報告した。これまでも寄付などを行うなど、社会貢献活動はしてきたが、今回の財団に伴って“まだ手にしていない栄誉”に繋がる可能性もある。
財団の公式サイトでは理念が掲げられており、「私たちの使命は、子どもたちが運動を続け、健やかに生きることを後押しする取り組みに資金を提供することで、より健康で幸せなコミュニティをつくることです。あわせて、救助・保護・ケアを必要とする動物たちを守り支えるプログラムも支援します」と説明されている。
大谷といえば、これまでも数々のタイトル・アワードを受賞してきた。今年11月には3年連続、自身4度目となるMVPに選出された。2018年新人王、オールスター選出5回、リーグ最高の打者に贈られるハンク・アーロン賞3回、最優秀指名打者賞「エドガー・マルティネス賞」にも5年連続で輝いている。一方で投手としては故障もあってフル稼働はできず無冠。サイ・ヤング賞投票でも2022年の4位が最高位となっている。
そして投手以外にもまだ受賞していない、名誉あるアワードが「ロベルト・クレメンテ賞」だ。同賞はフィールドで活躍しながらフィールド外でも慈善活動や地域のための活動で活躍している選手に与えられるもので、野球界における最高の個人栄誉の1つとされている。今年は同僚のムーキー・ベッツ内野手が栄誉に浴った。
大谷はこれまで候補者入りの経験はないが、今回の財団設立に伴ってよりチャリティに従事することになれば、アジア人初のロベルト・クレメンテ賞を受賞する可能性もあるかもしれない。
(Full-Count編集部)