1日で衝撃66人…MLBの過酷な現実 世界一メンバー、“大谷ライバル”にも厳しい措置

ノンテンダーFAとなったアドリス・ガルシア(左)とエバン・フィリップス【写真:ロイター】
ノンテンダーFAとなったアドリス・ガルシア(左)とエバン・フィリップス【写真:ロイター】

ガルシアは2023年にア2位の39HR…マノアは2022年に16勝

 メジャーリーグは21日(日本時間22日)、40人ロースターで年俸調停の権利を持つ選手に来季契約の意思を示す期限を迎え、計66選手がノンテンダーFAとなった。2023年のレンジャーズ世界一に貢献した選手や、ドジャースの元守護神など実力者たちが多く、日本のファンも「メジャーどうなってるん」と驚きを隠せない。

 主な対象は、年俸調停権を持つメジャー在籍が3年以上6年未満の選手。年俸調停権を持っていると年俸が一気に上昇していくため、球団は成績と年俸を比較してテンダーするかどうかを判断。また、翌年以降の年俸予算も判断に大きな影響を与える。

 今年ノンテンダーFAとなった選手は豪華なメンバーだ。レンジャーズの中軸として活躍し、2021年には149試合で31本塁打、2022年には27本塁打、2023年には大谷翔平投手に次ぐリーグ2位の39発を放った元巨人のアドリス・ガルシア外野手が筆頭格か。2023年世界一のレンジャーズからは強打の捕手、ジョナ・ハイムも契約を提示されなかった。

 ドジャースからは、2023年に24セーブ、2024年には18セーブをマークしたエバン・フィリップス投手もノンテンダーに。今季は故障で出遅れ、トミー・ジョン手術を受けた。来季は全休となる見込みとなる。他にも、2023年にシルバースラッガー賞に選ばれたレッドソックスのナサニエルウ・ロー内野手、2022年に16勝を挙げたアレク・マノア投手(ブレーブス)にも厳しい措置となった。

 数年前は球界を代表する選手たちが、突如としてFAになる“現実”に「少し前までレギュラークラスの選手も」「2年前はオールMVPチームの2ndチームに選ばれてたのに」「世界一メンバーの中枢がこんなに一気に」「何人かNPBくるか」「たった2年でここまで落ちるのか」と、ファンも驚きと落胆を隠せない。

(Full-Count編集部)

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