原辰徳氏、長野久義に“お詫び”「入団にやや時間が」 2度の指名拒否…ドラ1入団に感謝

引退セレモニーでメッセージ
今季限りで現役を引退した巨人・長野久義外野手の引退セレモニーが23日、巨人のファン感謝祭「ジャイアンツ・ファンフェスタ2025」内で行われた。スピーチでは元監督の原辰徳氏がメッセージを寄せ、「入団に際してやや時間がかかってしまったことはこの場を借りてお詫びしたいなと思います」と話した。
長野は日大4年時の2006年ドラフトでは日本ハムから4位、2008年にはロッテが2位で指名するも入団拒否。2009年に巨人から1位指名を受けて入団した。1年目から128試合に出場、打率.288、19本塁打52打点で新人王に輝くと、翌2011年には打率.316で首位打者、2012年には最多安打のタイトルを獲得した。
その後も長きにわたって巨人を支え、2018年オフには丸の人的補償として広島に移籍。2022年11月には無償トレードで巨人に復帰。しかし、今季は1軍では17試合に出場して打率.136、0本塁打0打点。現役引退を決断していた。
セレモニーでは元監督の高橋由伸氏、カブス・鈴木誠也外野手、原氏がメッセージを送った。原氏は「チョーさん、16年間誠にご苦労様でした。私が監督の時にですね、本当に中心選手として頑張ってくれた印象に残る選手の1人です」とコメント。
続けて他球団を2度の指名拒否をして巨人への入団。「ジャイアンツというチームを求めてくれたという部分においては、時間はかかりましたけど、ドラフト1位で指名した時に、ホンダの合宿所に行ってですね。やっと家族のようになった気分でした」と振り返った。これには長野も目を潤ませていた。
(Full-Count編集部)