ハムから消えた“2011年ドラフト組” 1位は入団拒否…異色の経歴、他球団でMVPも

ソフトバンク・上沢直之、巨人・松本剛、ソフトバンク・近藤健介(左から)【写真:古川剛伊】
ソフトバンク・上沢直之、巨人・松本剛、ソフトバンク・近藤健介(左から)【写真:古川剛伊】

松本剛がFAで巨人に移籍…同期はゼロに

 巨人は27日、日本ハムからFAとなっていた松本剛外野手と契約に合意したと発表した。2011年ドラフト2位で入団し、2022年には打率.347を獲得した右の好打者。これで同期入団組は全て日本ハムからいなくなった。

 同年のドラフト1位は菅野智之投手だった。巨人入りを熱望していた菅野に対して日本ハムが強行指名し、くじを引いた。しかし、最終的に入団に至らず、1年の浪人を経て、巨人入りした。その後は絶対的なエースとして君臨し、今季はメジャーでもプレーした。

 3位の石川慎吾外野手は2016年オフに巨人へトレード。1年目の2017年に99試合出場、57安打、5本塁打、20打点とキャリアハイの成績を残したがその後は徐々に出場機会が減り、2023年にロッテへ移籍した。

 4位入団の近藤健介外野手と6位入団の上沢直之投手は共にソフトバンクへ。近藤は2022年オフにFAで移籍し、2023年に本塁打と打点の2冠王を獲得。昨季は首位打者とMVPを獲得した。上沢も今季から加入し、12勝を挙げた。

 5位の森内壽春投手は1年目こそ56試合に登板したが、同年がキャリアハイに。2015年に戦力外通告を受け現役を引退した。現在は西武でスコアラーを務めている。また、早大ソフトボール部から入団した大嶋匠捕手は1軍では15試合で打率.167、0本塁打と好結果を残せず。現在は高崎市でソフトボール選手として復帰している。

(Full-Count編集部)

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