転落した“大谷ライバル”、ド軍で復活の可能性 米メディア推挙…「現実的選択」のワケ

レギュラークラスの外野手を加えたいドジャース
レンジャーズからノンテンダーFAとなったアドリス・ガルシア外野手の行方に、ドジャースメディアが注目している。米放送局「エンパイア・スポーツネットワーク」の元記者で、米ポッドキャスト番組「Bleav in Angels」で司会を務めるスティーブン・パレロ記者は、米サイト「ドジャース・ウェイ」で26日(日本時間27日)に記事を執筆。「ドジャースが獲得しチームの戦力として育てられるかもしれないノンテンダーFA6人」としてガルシアの名前をあげた。
元巨人助っ人のガルシアは、2021年に149試合で31本塁打、2023年には大谷に次いでリーグ2位となる39本塁打を放ち、同年のポストシーズンでは計8本塁打、打率.323、OPS1.108と大暴れした。
ドジャースは今季マイケル・コンフォート外野手が苦戦した。ガルシアも2024年からは成績が急落。2024年は25本塁打を放ったがOPSは.684、今季は.665に終わり、放出される形となった。
それでも、まだ32歳。パレロ記者は、「ガルシアは依然として強い打球を放っており、2025年の平均打球速度は時速92.1マイル(約148.2キロメートル)で(MLB上位)89%に位置しているが、打球の角度とコンタクトの安定性がまだ欠けている。とはいえ、スイングの微調整や新たなコーチからの助言によって、その能力が開花する可能性もある」と指摘した。
また、来季ワールドシリーズ3連覇を目指すドジャースにとっては、大舞台の強さがプラスに働くとも分析する。「噂によると、ドジャースは(同じ外野手である)カイル・タッカーと10年規模の契約を結ぶことで、チームの負担を大きくしたくないようだ。一方でガルシアを獲得し、生産性を最大化させる方法を探る方が、より現実的(そして彼ららしい)選択だといえる」と伝えた。
ドジャースとしては、今オフはレギュラークラスの外野手を加えたいところ。どのような動きを見せるか注目が集まる。
(Full-Count編集部)