380億円契約も「練習を真剣にやらない」 エ軍元同僚がぶっちゃけ“告発”…引退なら「大勝利だ」

エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:ロイター】
エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:ロイター】

2024年に同僚だったピラー氏、レンドン引退なら「チームの大きな勝利だ」

 エンゼルスのアンソニー・レンドン内野手は球団と契約解除の協議を進め、現役引退する見込みだと報じられている。来季が7年総額2億4500万ドル(約380億円)の最終年だった。レンドンの引退報道に、元同僚だったケビン・ピラー氏が反応。レンドンの振る舞いを痛烈に批判している。

 ピラー氏は2024年にエンゼルスでチームメートだった。過去に顔面に四球を受け、鼻骨を骨折しながらもフェイスガードを着用してプレーした“ガッツマン”は、レンドンの立ち居振る舞いに納得いかなかったようだ。米ポットキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演し、「チームの大きな勝利だ。正直に言うと、1、2年遅かったかもしれない」と断言。過去のエピソードを踏まえつつ、痛烈に批判した。

「2024年に私も現場にいた。レンドンは怪我していたけど、チームに帯同していた。でも、2025年は1年中いなかった。手術後にいなくなってもいい理由はない。彼はもしかしたら取り除く必要のあった暗い雲だったかもしれない。もし、姿を見せたら、彼がどんな選手か、チームにいたいのか、練習試合とか分かるんだけどね」

 チームは球団OBで42歳のカート・スズキ氏が新監督に就任した。「エンゼルスは少しずつ文化を変えようとしている」とし、レンドンの引退でチームは前に進むとピラー氏は指摘した。

「これは長年の懸案だった。エンゼルスにとっては良いことだ。(レンドンの退団で)財政的な柔軟性を得られるかもしれないし、もちろんチームがより良い選手を獲得する好要素になるので重要だ」

 チームへの好影響も指摘した。マイク・トラウト外野手が牽引するチームではローガン・オハッピー捕手やザック・ネト内野手ら若手が台頭してきている。ピラー氏はズバリと指摘した。

「彼の存在は若手に影響を与える可能性がある。練習を真剣にやらない、ノックを受けない、特定の練習に取り組まないとかね。もしかしたら(若手はレンドンから)ネガティブなことを学習するかもしれない。それは長年の懸案だったんだ」

 チームがポストシーズンに進出したのは2014年が最後となっている。ピラー氏は「レンドンの以前にも、エンゼルスは獲得した選手がうまくいかなかったという暗い過去がある。だから、この件で切り替わってくれることを願っている。今後も長期契約を結ぶ際に少し臆病にならないでほしいね」とチーム再建を願っていた。

(Full-Count編集部)

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