くふうハヤテ、契約解除に運営会社が反論 ネーミングライツ料の不払いを主張「悲しみを禁じえない」

球団運営会社が反論の声明を発表
くふうハヤテベンチャーズ静岡を運営する「ハヤテ223」は30日、くふうカンパニーホールディングスからネーミングライツを含む資本業務提携契約の解除を通知されたことに「困惑しております」とする声明を発表。「いまだ当社は本ライツ料の支払いを受けておりません」と主張した。
くふうカンパニーホールディングスは28日、同社ウェブサイトで「ハヤテ223がネーミングライツの重要な一部契約不履行であったため、ハヤテ 223 に対して抗議し、本契約不履行の解消を求めて協議を続けてまいりましたが、合意に至らず、当社はハヤテ 223 に対し、資本業務提携契約書の解除を通知いたしました」と経緯を説明した。
これに対し、ハヤテ223は30日、契約について「当社に債務不履行は存在せず、当社は本契約を適切に全うしております」と反論する声明を発表した。ライツ料の支払いを受けていないまま一方的に契約解除を通知されたとし、「このような不払いを含む一連の事態は、夢を信じて新たな球団に集まった若者の挑戦を阻害する行為であり、悲しみを禁じえません」と遺憾の意を示した。
また、契約問題に関係なく、来年も「球団を運営していくことに変わりはなく、その影響はございません」と説明。新入団予定選手を含む来季の編成については、12月初旬から随時行うとした。
くふうハヤテは2024年からNPBの2軍球団として参入。2年目の今季は123試合で35勝86敗、勝率.289で最下位に沈んでいた。既に深谷亮司バッテリーコーチと山下幸輝守備走塁コーチの退団が発表されており、今季のコーチ陣全員が退団となっていた。
(Full-Count編集部)