393億円軍団の内紛が判明 主力2人の衝突から崩壊…ソトとの関係は「冷え切っていた」

メッツのフランシスコ・リンドーア(左)とジェフ・マクニール【写真:ロイター】
メッツのフランシスコ・リンドーア(左)とジェフ・マクニール【写真:ロイター】

393億円メッツに内紛が勃発していた、NYポスト紙が報道

 メッツはドジャースに次いでメジャー2位の高額チームでありながら今季ポストシーズン進出さえもならなかった。チーム総年俸2億5240万ドル(約392億6000万円)が投じられたチーム内では内紛が勃発していたようだ。

 7連敗を喫した6月20日(日本時間21日)の敵地・フィリーズ戦後だった。ニューヨーク・ポスト紙によると、チームの主将であるフランシスコ・リンドーア内野手が二遊間でコンビを組んでいたジェフ・マクニール内野手とケンカに。リンドーアが守備のミスを責めたために、クラブハウス内で「緊迫した対立」になったという。

 7連敗を喫する前の6月13日まで45勝24敗でメジャートップの勝率だったチームは、その後は38勝55敗と大失速。「メッツが3か月半に渡り崩壊したことのきっかけの一つで、結果としてポストシーズン進出を逃した」。2021年インディアンス(現ガーディアンズ)から移籍してきた主将vs生え抜き33歳は、今季のメッツ崩壊を象徴する“事件”となった。

 両選手の対立はこれが初めてではない。2021年5月7日(同8日)のダイヤモンドバックス戦ではリンドーアがマクニールの胸ぐらをつかんだと報じられた。もっともリンドーアは15年総額7億6500万ドル(約1190億3000万円)で加入したフアン・ソト外野手との関係性も「冷え切っていた」という。

 マクニールは来季が4年5000万ドル(約78億円)の最終年。「クラブハウスの問題点が2025年メッツ崩壊の一因に」とタイトルで報じた米専門誌スポーツ・イラストレイテッドは「今回マクニールとリンドーアがクラブハウス内で言い争っていたと報じられたことで、来季前にマクニールがトレードされる可能性が高まっただろうか?」と伝え、こう締め括っている。「メッツには真のリーダーがいないようだ」。

(Full-Count編集部)

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