ドジャースの506億円投資に感謝 由伸は「お買い得」…地元メディアが“アンチ”に皮肉

ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

想像以上だった山本由伸の活躍、地元メディアが称えた球団の決断

 ワールドシリーズ(WS)で3勝を挙げMVPに輝いた山本由伸投手への称賛が止まない。感謝祭シーズンだった米国では、選手に感謝を届ける企画番組が放送され、米識者は「12年3億2500万ドル(約506億円)のお買い得契約をしてくれてよかったと思っています」と、山本を獲得したドジャース球団の決断を称えた。

 米ポッドキャスト「ドジャース・テリトリー」は、今季活躍したMLB選手を紹介する番組を放送。山本を取り上げた司会のクリント・パシーヤス氏は「僕はシーズン頭に、彼をサイ・ヤング賞の候補にしていました。彼が2025年に素晴らしいシーズンを送ると思っていました。ですが、あれだけいいシーズンを送るとも、あのワールドシリーズ中のようにばかげたシーズンになるとは思っていませんでした」と、右腕の活躍は想像以上のものだったと伝えた。

 また、ドジャースが山本を獲得した際、「MLBで1球も投げていない男になぜ3億2500万ドルも払うのか?」と否定的な意見を示したジョシュ・レディック氏にも言及。「ドジャースがジョシュ・レディックの言うことと彼のくだらないツイートを気にせず、彼(山本)と12年3億2500万ドルのお買い得契約をしてくれてよかったと思っています」と、アストロズなどでプレーしたレディック氏の“間違い”を指摘した。時系列としてはレディックの投稿は、山本とドジャースの契約よりも後になるとは言え、レディック氏に痛烈な皮肉を浴びせた

 山本が活躍を続けるたびに、レディック氏の発言はX(旧ツイッター)でファンから痛烈な反論を受け、WS中にはアカウントに鍵をかける事態となった。この件については、地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」でレポーターを務めていたアラーナ・リゾさんは番組内で「『あ、見て。アカウントを非公開にした! メジャーで1球も投げていない男に3億2500万ドルだなんてとツイートをした愚か者だよ』ってファンはいじっていたわよね」と、Xで蒸し返された発言を皮肉たっぷりに伝えた。

 リゾさんは続けて「彼は『Losing is not an option(負けるという選択肢はない)』と言ったの。ヤマ、あなた頼りになる!」と、アンチ識者が鍵アカの対応をとらざるを得ないほどの活躍をした山本を称えた。

 山本はメジャー2年目の今季、12勝8敗、防御率2.49、201奪三振をマーク。先発ローテーションの柱として、ドジャース投手陣を支える活躍を見せた。

(Full-Count編集部)

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