静岡球団は「若者の挑戦を阻害」 運営会社に契約解除通知…食い違う主張「考えられない」

くふうカンパニーがハヤテ223について声明を発表した【写真:間淳】
くふうカンパニーがハヤテ223について声明を発表した【写真:間淳】

くふうカンパニーが再び声明を発表

 くふうカンパニーホールディングスは1日、くふうハヤテベンチャーズ静岡を運営する「ハヤテ223」との資本業務提携契約の解除通知に関して再び声明を発表。ユニホームの胸や帽子、看板、旗に同社の名前が記載されていなかったことを指摘し「従来の野球界の通例では考えられないこと」と反論した。

 両者を巡っては11月28日にくふうカンパニーがウェブサイトで「ハヤテ223がネーミングライツの重要な一部契約不履行であったため、ハヤテ223に対して抗議し、本契約不履行の解消を求めて協議を続けてまいりましたが、合意に至らず、当社はハヤテ223に対し、資本業務提携契約書の解除を通知いたしました」と報道。その後ハヤテ223側が解除通知に困惑しているとし、「いまだ当社は本ライツ料の支払いを受けておりません」と主張した。

 これに対しくふうカンパニーは1日、再びホームページを更新。「『くふうハヤテ ベンチャーズ』を当社が定められる権利であり、略称である『くふうハヤテ』、愛称の『ベンチャーズ』の利用について合意しておりました」とした。

 しかし、実際にはユニホームや帽子にはくふうハヤテやベンチャーズという表記はされず。「ネーミングライツの債務不履行そのものです。球団とは無関係である自らの投資ファンド名を使うことで私的流用を行なっているとみなさざるを得ません」とした。続けて「上記の債務不履行、私的流用を行なっていることこそが『球団に集まった若者の挑戦を阻害』するものです」と厳しくしてきした。

(Full-Count編集部)

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