巨人戦力外に「不安あった」…DeNAが元ドラ1を獲得した理由 頼もしい藤浪ら“虎トリオ”在籍

馬場がDeNA入団会見…巨人では2年間で計9登板
巨人を戦力外となり、DeNAに育成で加入した馬場皐輔投手が3日、横浜市内の球団事務所で入団会見行った。自身3球団目となる新天地で「自分の中でやる気のスイッチが入ったという感じです」と気持ちを新たにした。
2017年ドラフト1位で阪神に入団した右腕は、2023年オフの現役ドラフトで巨人に移籍。しかし2年間で計9登板に終わり、今季限りで戦力外通告を受けていた。「現役をやりたいという気持ちはすごくありましたが、年齢的なこともありますし、実際オファーが来るのかという点ではすごい不安な気持ちがありました」と率直な思いを明かした。
そんな中でオファーが届いたDeNAには、阪神時代にともに戦った藤浪晋太郎投手、岩田将貴投手、浜地真澄投手が在籍している。入団決定後にはすぐに連絡を取ったそうで「中継ぎで一緒に動いていた期間も多いですし、いろいろ聞いていいスタートが切れるようにやっていきたいと思います」と笑顔を見せた。
来季がプロ9年目となる30歳。背番号「115」からのスタートとなるが、「今まで以上にレベルアップもしていかないといけないですし、新しい自分をつくっていけるように。年間を通してしっかり仕事をすることを目標に掲げているので、プロに入ってから大きい離脱もないですし、入ってすぐ1軍の戦力になれるように投げていきたいなと思います」と“即戦力”としての自覚は十分だ。
会見に同席した木村洋太球団社長は「中継ぎ強化という中で一番フィットした選手だと思ったので、自由契約と聞いたときにすぐにお声がけさせていただいた」と獲得の理由を明かし、「元々ドラフト1位で、ストレートも強い変化球投手と認識している。 育成からではありますが、持っている力をいかんなく発揮して来季いいところで投げていただけるように、馬場選手の力で優勝に一歩近づけるようにと思って来ていただいています」と高い期待を口にした。
(町田利衣 / Rie Machida)