3度の指名漏れ→NPB球団を粉砕した“苦労人”に脱帽「凄すぎる」「マリンで待ってる」

「2025アジア・ウインターリーグ・ベースボール」決勝戦
大舞台で才能を見せつけた。台湾で行われた「2025アジア・ウインターリーグ・ベースボール」は7日に決勝戦を迎え、JABA選抜として参加した山田健太内野手(日本生命)がNPB選抜相手に3安打2打点の活躍で勝利に導いた。「結局イイところは持っていく男」「凄すぎる」とファンも沸き立っている。
山田は「5番・一塁」で先発出場。2回にオリックスの山口廉王投手から左前打を放つと、その後三塁まで進塁し、先制のホームを踏んだ。さらに4回の第2打席でも左前に運んだ。同点に追いついた直後の8回2死一、三塁では、オリックスの権田琉成投手から中越え2点三塁打。決勝打に雄叫びを上げた。
山田は大阪桐蔭高3年時に同級生の根尾昂(中日)、藤原恭大(ロッテ)らとともに、甲子園春夏連覇を達成。その後は立大に進学し、1年生の春に一塁のレギュラーとして打率.375、2本塁打をマーク。4年時には大学日本代表「侍ジャパン」にも選出されたが、プロ志望届を提出したものの指名漏れしていた。
その後は日本生命に入社。1年目から二塁のレギュラーを獲得したが、ドラフト解禁年の昨季、今季ともに指名されず。悔しい結果となったがプロ相手に意地の安打を放っていた。
アマチュア野球ファンのみならずプロ野球ファンにも知られた存在。それだけに、決勝の大舞台で発揮したスター性に「山田健太のプロ入りはないかな」「最後に本領発揮できて本当に良かった」「山田健太さんがニコニコしててわいはとても嬉しい」「山田健太さすが」「これは泣きそうだわ」「山田健太! 頑張れ! マリンで待ってるぞ」などとSNS上も盛り上がりを見せた。
(Full-Count編集部)