“ド軍宿敵”が今井獲り参戦 GM明言「代理人と会話を」…高まる日本人への信頼度

シーズがFA移籍、ダルビッシュは来季全休で先発ローテに穴
宿敵撃破へ、新たなピースを加えられるか。パドレスのAJ・プレラーGMが10日(日本時間11日)、米フロリダ州オーランドで開催中のウインターミーティングで取材に応じ、西武からポスティング制度を通じて米移籍を目指す今井達也投手について「代理人と会話を続けていく」と話した。
パドレスは今オフ、フリーエージェント(FA)となったディラン・シーズ投手がブルージェイズへ移籍したことに加え、右肘を手術したダルビッシュ有投手が来季は全休することが決まっている。2年連続世界一となった同地区のライバル、ドジャースを上回るため、先発補強は重要事項。プレラーGMは「NPBからやってくる投手の代理人とは会話を続けていく」と話した。
今井については、何度も日本に訪れて視察。「才能溢れる投手。この数年、彼が進化する姿を見てきた。体の使い方や腕の角度などの投球フォームの調整が奏功し、以前よりもストライクが入るようになり、素晴らしい成績を残せるようになった」と絶賛。11月のGM会議の場でも「彼がポスティングされる時には万全の準備で挑む」と争奪戦に参加する意向を口にしていた。
先発投手を巡る市場の動きについて「活発かつ積極的」と表現。その理由について「先発補強が急務のチームが多く、需要は高いが供給が少ない」と話す。その状況の中でも「ここ数年の日本人投手の活躍を見て、日本人投手に対する信頼度は高い。過去10〜15年を振り返っても、才能ある投手ばかりだ。今季ポストシーズンでのダルビッシュ、山本(由伸)、(佐々木)朗希の投球、ここ2シーズンの今永(昇太)の活躍を見て、メジャー球団が次に来るのは誰だと期待するのは自然なこと」と力を込めた。
今井を含め、FA市場にいる複数の先発投手について代理人と連絡を取り合っていると言い、「近いうちにどれか契約まで持ち込むことができれば」と期待した。
(Full-Count編集部)