阪神に残された「10」 現ドラ終えてもスカスカ支配下…セ連覇へ、気になる“次の一手

目立った補強は元山の獲得…現ドラでは井上を出した
プロ野球はシーズンが終わり、ストーブリーグに突入。キャンプまで2か月を切り、各球団とも助っ人を補強するなど徐々に編成が見えて来た。その中で気になる“動き”なのが、今季セ・リーグを制した阪神だ。支配下枠はかなり余裕があり、今後の補強に注目される。
阪神はこのオフ、渡邉諒内野手らに戦力外通告を出した。さらに、12月2日にはジョン・デュプランティエ投手ら5人の外国人選手を自由契約とし、先に発表されたジェレミー・ビーズリー投手らを含め計7人の助っ人がひとまず退団という形となっている。
一方で、今年のドラフト会議では、大学球界有数の打者とされる立石正広内野手(創価大)を3球団競合の末に獲得。野手3人、投手2人を支配下で迎え入れた。また、11月には島本浩也投手との交換トレードで日本ハムから伏見寅威捕手が加わった。他にも西武から戦力外となった元山飛優内野手を補強。現役ドラフトでは、2019年のドラフトで2位指名だった井上広大外野手を出し、同じ外野手の濱田太貴をヤクルトから獲得している。
少なくとも12月上旬までは助っ人を含めて目立った補強はなく、ほぼ現有メンバーでの陣容となっている。支配下は上限の70までかなり余裕のある「60」。新たな助っ人はもちろん、育成からの昇格もにも余力を残している。果たしてシーズン開幕までにどんな編成を作り上げるのだろうか。
(Full-Count編集部)