ド軍が次々失う“人材” 常勝軍団の宿命…ディアス獲得発表の直前、米驚き「また引き抜き」

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】

ロッキーズは新GMと打撃コーチを“補強”

 ドジャースは12日(日本時間13日)、メッツからFAとなっていた球界を代表する守護神のエドウィン・ディアス投手の獲得発表とともに、入団会見を行った。その約1時間前、同地区ライバルに“引き抜かれた”人物に米ファンも注目している。

 ロッキーズはこの日、新たな打撃コーチとして41歳のブレット・ピル氏の就任を発表した。ピル氏は現役時代にジャイアンツなどでプレーし、現役晩年は韓国プロ野球(KBO)に渡った。引退後はKBOでスカウトを務め、2020年にはドジャースの傘下で打撃コーチに就任した。その後、2023年から今季までマイナー打撃コーディネーターとして、若手の指導にあたっていた。

 ドジャースのフロント職からロッキーズに人材が移るのは、ピル氏に限った話ではない。先日3日(同4日)には、上級副社長を務めていたジョシュ・バーンズ氏がGMとして招聘された。バーンズ氏は2014年オフにアンドリュー・フリードマン編成本部長に引き抜かれ、今季まで10年間に渡ってスカウト部門やファーム育成に尽力し、球界最高峰のファーム組織を作り上げたことで知られる。ドジャースを支える下部組織から大物がまた消えた格好となった。

 このオフに顕著となった、常勝軍団から低迷球団への“移籍”。米ファンも「またドジャースからの引き抜きだ」「ロッキーズスタッフが拡大中。またもドジャース組織からの追加加入」「またドジャースからの採用か……」「ロッキーズがまたドジャースから引き抜いた」「ドジャースからまた1人獲得」と注目。果たして、低迷が続くロッキーズは大きく変わることができるだろうか。

(Full-Count編集部)

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