現ドラで鷹加入…中村稔弥が入団会見 突然の電話に「チャンスだと思って」、背番号30

ソフトバンクの入団会見に臨んだ中村稔弥【写真:長濱幸治】
ソフトバンクの入団会見に臨んだ中村稔弥【写真:長濱幸治】

ソフトバンクは佐藤直樹を放出し、中村稔を獲得

 ソフトバンクは15日、ロッテから加入した中村稔弥投手の入団会見を行った。9日に行われた現役ドラフトで加入し、背番号は楽天に移籍した佐藤直樹外野手が着けていた「30」に決定した。「電話があって、チャンスだと思いましたし、前向きに取り組んでいます。結果で信頼してもらえるようにオフから頑張りたい」意気込みを語った。

 中村稔は長崎出身、清峰高から亜大を経て2018年ドラフト5位でロッテに入団した。1年目にプロ初登板を果たし、同年は1勝1敗と3ホールド、防御率4.32を記録した。以降、先発やロングリリーフなど多様な役割で起用され、通算では99試合登板で7勝9敗4ホールド、防御率4.03の実績を残している。

 2025年シーズンはロッテで15試合に登板。0勝0敗、防御率3.15、投球回20回で被安打19、奪三振8という成績だった。「思うような成績を残せなかったんですけど、貴重な7年間だったなと思っています」と古巣に感謝した。

 地元九州で再起を図る。大学の先輩でもある東浜巨投手、嶺井博希捕手、同学年の上茶谷大河投手には連絡したという。「常に優勝を目指している球団だなと。地元九州でダイエーとソフトバンクが大好きだったので嬉しく思っています」と話した。

 会見に同席した三笠杉彦GMは「貴重な左で中継ぎでも複数イニング、先発の経験もあるピッチャーですので。リストに入っている選手でも高く評価している、という経緯であります。戦力になって欲しいですし、頑張ってほしいなと思います」と期待した。

 ソフトバンクは今年の現役ドラフトで佐藤直を放出。今オフに浜口遥大氏が現役を引退し、長谷川威展投手はトミー・ジョン手術を受け、育成再契約となった。不足する左の中継ぎの強化を行った。

(Full-Count編集部)

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