引退決断…ドラフトから11年で“岐路” 1位は夢のメジャー挑戦、巨人2014年組の現在地

2014年ドラフトに指名された戸根千明、岡本和真、高木勇人(左から)【写真:中戸川知世、加治屋友輝、荒川祐史】
2014年ドラフトに指名された戸根千明、岡本和真、高木勇人(左から)【写真:中戸川知世、加治屋友輝、荒川祐史】

今季は日本新薬でプレーした戸根千明が引退を発表

 巨人や広島でプレーし、今季は社会人野球・日本新薬に所属した戸根千明投手が15日、自身のSNSで現役を引退することを発表した。2014年ドラフト2位で巨人に入団してから11年。ここでは“同期”たちの現在地を見てみる。

 1位の岡本和真内野手は、3度の本塁打王&2度の打点王に輝くなど日本の主砲へと成長を遂げた。2023年には日本代表としてワールド・ベースボール・クラシックにも出場。今オフ、ポスティングシステムを利用して夢のメジャー移籍を目指している。

 3位の高木勇人投手は、1年目から規定投球回に到達して9勝(10敗)をマーク。2017年オフに人的補償で西武へと移籍した。2019年は2試合の登板にとどまり自由契約に。メキシカンリーグを経て現在はBCリーグ・神奈川で選手兼任投手コーチを務めている。

 4位の田中大輝投手は1年目のオフに育成選手として再契約。1軍登板なく2018年限りで戦力外となり現役を引退した。育成3位の田中貴也捕手は1年目から支配下を勝ち取り、2020年9月に金銭トレードで楽天へ移籍。2021年には31試合に出場し、今季は12試合で打率.333だった。ほかに育成で指名した篠原慎平投手、川相拓也内野手、高橋慎之介投手はすでにユニホームを脱いでいる。

 戸根はルーキーイヤーから46登板と救援の一角として活躍。2020年には投打二刀流にも挑戦した。2022年オフに初めて実施された現役ドラフトで広島に移籍し、2023年は24試合に登板するも2024年は1軍登板なく戦力外に。2025年は日本新薬に移り、都市対抗野球や日本選手権での登板はなかったが、好結果をマークしたものの、会社と話し合いの末に退団していた。現役続行の道も探ったが、引退を決断した。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY