西武、元新人王の高橋礼と育成契約 オフに巨人戦力外、3球団目…背番号「136」

西武と育成選手契約を締結した高橋礼【写真:荒川祐史】
西武と育成選手契約を締結した高橋礼【写真:荒川祐史】

2019年に新人王…昨季に巨人へ移籍も今季1軍登板なし

 西武は16日、巨人から戦力外となっていた高橋礼投手と育成選手契約を締結したことを発表した。30歳右腕は「野球を続けたいという思いが強いなかで、その環境をライオンズが用意してくださいました」と、新天地での意気込みを語った。

 高橋は専大から2017年ドラフト2位でソフトバンク入り。球界では少なくなったアンダースローが持ち味で、2年目の2019年に12勝、防御率3.34、143イニングの成績を残して新人王を獲得した。2020年にはリリーフとして23ホールドをマーク。しかし、徐々に登板機会が減少し、昨年にトレードで巨人入りしていた。

 巨人1年目の2024年は開幕ローテーション入りし、11登板で2勝2敗、防御率3.66。しかし今季は1軍登板なし。オフには12球団合同トライアウトに参加した。12月になって育成契約で現役の道が開いた。背番号「136」から支配下を目指す。

〇高橋礼のコメント
「野球を続けたいという思いが強いなかで、その環境をライオンズが用意してくださいました。だからこそ、1日でも早くチームの戦力になれるよう、自分自身を高めていきたいと思っています。ライオンズの優勝に貢献できる投手になることが目標ですし、与えられたポジションでしっかりと結果を残したいです。特徴のあるアンダースロー投手として、與座投手ともお互いに刺激を受け合い、吸収し合いながら、さらに成長していければと思います」

〇広池浩司球団本部長のコメント
「ここ数年は厳しい数字が続いていますが、高橋投手自身が復活に向けて修正すべきポイントを明確に捉えていること、そして「最後のチャンス」という覚悟を持って腕を振りたいという強い気持ちに賭けたいと考え、獲得を決断しました。同じアンダースローの投手にしか分からない感覚もあると思い、同級生である與座投手と同じチームになることで、これまで以上に連携を深め、互いに高め合ってくれることを期待しています。本来の姿を取り戻すことができれば、先発・リリーフを問わず起用できる投手です。今後の活躍を期待しています」

(Full-Count編集部)

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