MLBドラ1に米国代表の大砲候補…セに新戦力続々 戦力外組には“朗報”も、16日の去就

巨人が獲得したフォレスト・ウィットリー、西武が獲得した高橋礼、阪神が獲得したキャム・ディベイニー(左から)【写真:アフロ、小林靖】
巨人が獲得したフォレスト・ウィットリー、西武が獲得した高橋礼、阪神が獲得したキャム・ディベイニー(左から)【写真:アフロ、小林靖】

ディベイニーは昨年のプレミア12米国代表…2019年新人王の高橋礼が西武

 ストーブリーグが盛り上がりを見せるプロ野球。16日には新戦力の発表が相次いだ。また、NPBから“異国の地”への歩みが決まった選手もいる。

 今季セ・リーグ3位に終わった巨人。日本ハムから国内FA権を行使した松本剛外野手など、このオフも補強を展開しているが、この日は前レイズのフォレスト・ウィットリー投手の獲得を発表した。身長201センチ、体重94キロの体躯を誇り、2016年ドラフト1巡目(全体17位)指名を受けた右腕。MLBでは球界有数の有望株と評価されてきた大器だ。

 もっとも、故障などもあってなかなか大成できず、今季はアストロズからレイズにトレード移籍。10登板で0勝0敗、防御率13.50、メジャー通算でも13登板で防御率10.57にとどまっている。それでも、今季のフォーシームは平均球速96.2マイル(約154.8キロ)を誇り、カッターやシンカー、カーブ、スラーブなども威力十分。日本の地で開花となるだろうか。

 今季セ・リーグを圧倒した阪神も、新助っ人として前パイレーツのキャム・ディベイニー内野手の獲得を発表した。今季3Aでは103試合で打率.266、20本塁打をマークした大砲候補。2024年にはプレミア12米国代表にも選ばれいる。阪神は助っ人の本塁打が1本に終わったが、ディベイニーが“当たり”となるか期待される。

 また、西武は巨人から戦力外となっていた高橋礼投手と育成選手契約を締結したことを発表した。背番号は「136」。球界でも数少ないアンダースローの右腕はソフトバンク時代の2019年に新人王を獲得。昨年に巨人へトレード移籍した。今季は1軍登板なく終わったが、慣れ親しんだパ・リーグで再起を目指す。

 同じく“戦力組”では他国リーグへ進む選手も。KBO(韓国プロ野球)のキウム・ヒーローズ(以下キウム)は今季限りでヤクルトを戦力外となった金久保優斗投手と契約したと発表した。2017年に東海大市原望洋高からドラフト5位でヤクルト入りし、2021年に4勝1敗、防御率2.74をマーク。今季は12試合の登板で1敗、1ホールド、防御率7.71に終わり、戦力外通告を受けた。近年はKBOで花開く助っ人も多い中、金久保の挑戦に注目が集まる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY