大谷翔平の“バグ数値”「正気じゃない」 天才ソトに大差…5年間で驚異「45.5」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷は2018年のMLBデビュー以降にWAR51.5を“荒稼ぎ”

 スーパースターを文字通り圧倒している。MLB公式X(旧ツイッター)は14日(日本時間15日)、2018年にメジャーデビューした選手の勝利貢献度「WAR」(ベースボール・リファレンス版)のランキングを公開。ドジャース・大谷翔平投手がフアン・ソト外野手らを凌駕し、改めて「オオタニは史上最高の野球選手だ」「非現実的」と米ファンも最敬礼している。

 日本ハムから2017年オフにメジャーに移籍した大谷。新人王を獲得した2018年は計4.0と上々だったが、以降は故障などもあって数字を伸ばせず。しかし、二刀流が完全覚醒した2021年はメジャー全体トップの9.0を叩き出した。投打での「W規定」を達成した2022年は同2位の9.6、そしてエンゼルス最終年の2023年は9月に故障しながらも、WAR10.0という圧倒的数字を残した。

 ドジャースに移籍した2024年は指名打者での出場に限られたが、ナ・リーグ1位のWAR9.3をマーク。DHでの歴代記録を大幅更新し、二刀流が復帰した今季はメジャー3位の7.7を記録した。ここまで積み上げたWARはわずか8年間で「51.5」。2018年デビュー以降では堂々のトップに立っている。

 2位には、昨オフに大谷を上回る歴代最高額の15年総額7億6500万ドル(約1192億円)の契約を結んだフアン・ソト外野手(メッツ)の42.6。2018年ナ・リーグ新人王で2023年MVPのロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)でも28.6。ソトも十分に驚異的だが、改めて大谷の凄さが際立つ。

 大谷が独走する“リスト”に米ファンも仰天だ。「ショウヘイ・オオタニは、ただただ非現実的だ。まさに歴史的」「オオタニは地球上最高の選手だ」「大谷が大差をつけてトップなのは正気じゃない。彼の二刀流としての支配力を如実に物語っているよ」「オオタニはすでに殿堂入り確実(初年度選出)の軌道に乗っているが、それはおそらく最低ラインだろう」「ソトがここまでオオタニに肉薄していること自体がクレイジーだ」など、称賛と驚きの声が殺到した。

 しかも、大谷の場合は2021年以降の5年間で「WAR45.5」を稼ぎ出している。3年連続4度目のMVPを受賞していることも納得の結果だ。ちなみに、イチローの通算WARは60.0。来季塗り替える可能性も高い。

(Full-Count編集部)

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