二塁手に必要となる「資質」とは 中日OBの名手が明かす“ポイント”…「ゲッツーも取りやすい」

P's UPDATEに出演した荒木雅博氏【画像:パーソル パ・リーグTV】
P's UPDATEに出演した荒木雅博氏【画像:パーソル パ・リーグTV】

中日OBの荒木雅博氏が語る、二塁手に必要な“資質”

 パーソル パ・リーグTV公式YouTubeにて、野球界の常識をアップデートする番組『P’s UPDATE』を公開中。15日配信のテーマは『ポジションの哲学・セカンド編』。セカンドで三井ゴールデン・グラブ賞を6度受賞した中日OBの荒木雅博氏、2005年に同賞を獲得したロッテコーチの西岡剛氏をゲストに迎え「セカンド」というポジションを深掘り。セカンドに必要な資質について、荒木氏が見解を示した。

「誰もがアウトと思える球を、全部アウトにするのが二遊間」と荒木氏。はじめに確実性を挙げると、スローイングに関しては「(ファーストに)近いけど難しい。1番繊細なポジション」だと話す。送球時はグラブ側の肩を内側に入れることが重要。ショートの場合は捕球後、自然と肩がファーストに向く一方で、セカンドは捕球後に角度を調節する必要があることから、実際に荒木氏も「セカンドを守ってから1年半、2年はすごく悩んだ時期があった」と経験談を語った。

 さらに、荒木氏が「セカンドの方が肩が強いといいよね」と話すと、西岡さんもこれに賛同した。内野では、ファーストから距離が遠いサードやショートに求められる能力だが、セカンドにとって肩の強さが重要な理由とは。

「三遊間の深い位置に飛んだ打球は、ショートが追いついて捕ったとしてもファーストでアウトにするのは難しいけど、二遊間の同じような打球をセカンドが捕ったとき、肩が強かったらアウトにできるじゃないですか。肩が強ければゲッツーも取りやすい」と説明した荒木氏。「肩が強かったらよかったなと今よく思います」と話した。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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