日本プロスポーツ大賞で珍事 “受賞なし”大谷翔平に麻生会長が言及「世界中に名が売れた」

「大谷翔平、この名前は世界中に名が売れた選手として広く認められているところ」
日本プロスポーツ大賞の授賞式が17日、都内のホテルで行われた。ドジャース・山本由伸投手が初の大賞とNHK賞をダブル受賞。同僚の大谷翔平投手は敢闘賞など各賞の受賞はなかったものの、日本プロスポーツ協会で会長を務める麻生太郎氏から言及される場面があった。
「メジャーリーグで大谷翔平、この名前は世界中に名が売れた選手として広く認められているところですが、残念ながら、今回、この会には参加できないということもありました」
主催者挨拶で壇上に立った麻生会長は受賞選手を称える中、大谷の名前を挙げた。2年ぶりに投手復帰した今季は自己最多55本塁打を放ち、ワールドシリーズ連覇に貢献。3年連続シーズンMVPにも輝いた。大賞の山本について、麻生会長は「世界最高の舞台を圧倒的なパフォーマンスを示してくれました。日本選手が世界のトップレベルであるということを証明してくれた」と称賛したが、大谷を“スルー”することはできなかったようだ。
大谷は2016年と2018年に大賞を2度受賞している。山本の大賞受賞はプロ野球選手として7年ぶりだった。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)