西武二塁手の“超美技”を中日OBが大絶賛 スピードとバランスが「素晴らしい」

中日OBの荒木雅博氏、西武・滝澤は「スピードとボディバランスが素晴らしい」
パーソル パ・リーグTV公式YouTubeにて、野球界の常識をアップデートする番組『P’s UPDATE』を公開中。15日配信のテーマは『ポジションの哲学・セカンド編』。セカンドの名手として知られている中日OBの荒木雅博氏、ロッテコーチの西岡剛氏が出演し、今季のパ・リーグで生まれた“セカンド神プレー集”を解説した。そのなかでも、西岡氏が思わず「うまっ!」とこぼしたのが西武・滝澤夏央内野手のプレーだった。
10月4日に行われた楽天-西武戦。3回無死満塁から、村林一輝内野手が放った打球は一、二塁間へ。これに追いついた滝澤は、難しい体勢から正確に二塁へ送球。見事に1塁走者をアウトにした。西岡氏は「こういうシチュエーションが来たときに、こう体を使うんだというのが頭に入っている。止めにいくというより、アウトを取りにいくプレーですよね」と解説した。
また8月17日のオリックス-西武戦。10回1死二塁で、頓宮裕真捕手の打球は二遊間へ飛ぶ。マウンドで弾んだことにより、バウンドが変わった打球はセンター前へ抜けるかと思われたが、滝澤が滑り込みながら捕球。すぐさま一塁へ送球し、アウトをもぎ取った。
サヨナラのピンチを救ったこのプレーにも「捕った後、送球のときにどう体を使うかというところまで(考えている)。普通だったらランナーがいるから、止めにいきたいんですよね」と、一塁でアウトを取りにいく姿勢を絶賛した西岡氏。荒木氏も「スピードとボディバランスが素晴らしい」と滝澤を高評価した。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)