鷹・杉山一樹、将来的なメジャー挑戦の意向 セーブ王獲得、“師匠”千賀から激励

契約更改交渉に臨んだソフトバンク・杉山一樹【写真:森大樹】
契約更改交渉に臨んだソフトバンク・杉山一樹【写真:森大樹】

2年連続で好投…大台到達は「ご想像にお任せします」

 ソフトバンクの杉山一樹投手が19日、みずほPayPayドーム内にある球団事務所で契約更改交渉に臨み、4000万円増の年俸8000万円でサインした。シーズンでは31セーブを挙げ、自身初のタイトルを獲得。チームとしては5年ぶりの日本一に貢献した。「しっかりとした評価をしていただきました」と充実の表情を見せた。(金額は推定)

 28歳の杉山は静岡・駿河総合高から社会人の三菱重工広島に進み、2018年ドラフト2位でソフトバンクに入団した。2023年までの5年間で計38試合の登板にとどまったが、昨季はリリーフで50試合に登板し、4勝14ホールド1セーブ、防御率1.61と好成績を残した。

 今季はロベルト・オスナ投手の怪我もあり、シーズン途中から抑えに回った。最終的に65試合の登板で3勝4敗10ホールド31セーブ、防御率1.82をマーク。西武・平良海馬投手と並んで最多セーブのタイトルを獲得した。

 大幅な昇給が見込まれ、大台到達については「ご想像にお任せします」と言及しなかったが、「金額以上に話したいことがあって」と契約更改交渉では球団との対話の時間に割いた。「チャンスがあれば海外も挑戦したい」と将来的なメジャー移籍を口にした。メジャーへの思いは「昨年から」芽生えたという。

 このオフは“師匠”の千賀滉大投手(メッツ)との自主トレを予定している。「千賀さんとお会いするのはアメリカ行ったきりお会いしていないので。僕がこの2年間感じたことと、千賀さんは僕の一番の師匠という存在に近いので。深い話もできましたしまだまだ見えていないことも知れましたし」と全幅の信頼を寄せている。また、すでにメジャーへの思いは明かしたようで、「軽くしました。(千賀からは)頑張れよと」と言葉をかけられたことを明かした。

(Full-Count編集部)

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