ド軍を潤す“大谷翔平マネー” 補強戦略を一変…2年間で爆益、球団本部長も感謝

編成部長「我々は現在、財政的に非常に強い立場」
大谷翔平投手らが所属するドジャースは、ワールドシリーズ3連覇を目指して今オフも積極補強を行っている。12日(日本時間13日)には、メッツをFAとなっていたエドウィン・ディアス投手を3年6900万ドル(約107億円)で獲得。大型補強が実現する背景として、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のドジャース番ファビアン・アルダヤ記者は“豊富な資金力”を指摘した。
現役選手では3番目となる通算253セーブを誇る“最強守護神”ディアスは、リリーフ投手としては年平均で史上最高額となった。今季はメッツで62試合に登板して6勝3敗23セーブ、防御率1.63という成績を残しているだけに、救援陣が苦戦したチームにとってはどうしても欲しかった人材だった。
記事では、アンドリュー・フリードマン編成本部長がウインターミーティングで語っていた球団の優位性を紹介した。「我々は現在、財政的に非常に強い立場にあり、オーナーシップグループも、その資金をチームに再投資することを非常に後押ししてくれている。もし本当に厳しい予算制約がある状況だったら、おそらく同じような配分はしていなかっただろう。より多くの資金があることで、その点に関して少し攻めた姿勢を取ることが可能になる」としている。
そのうえで「ドジャースは現在、実に多くの収益を上げている。オオタニによって、ワールドシリーズ連覇によって、テレビ放映権契約によって、そしてあらゆる面で。そのため、これまでのお決まりのルールブックが消えているのが現状だ」と説明。「彼らには市場の最上位クラスの選手に支払えるだけの資金力があり、だからこそ実際にそうしていくだろう」として、豊富な資金を無駄使いするわけではないが、それを生かさない手はないというスタンスであることを強調した。
(Full-Count編集部)