0打席でも“ボーナス”7500万円 韓国逸材、開幕マイナーから手にしたバラ色のオフ

WS第7戦は守備から出場…PSは打席に立てず
ワールドシリーズ連覇を果たしたドジャースのポストシーズンの分配金が、1人あたり48万4748ドル(約7542万円)になったと、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のドジャース番ファビアン・アルダヤ記者らが伝えた。メジャー1年目で歓喜の美酒を味わったキム・ヘソン内野手は、ポストシーズンでは0打席ながらも“臨時ボーナス”を手にした。
分配金はポストシーズンに出場した全12球団が対象で、今年のトータルプールは1億2820万ドル(約200億円)。これを順位などに基づいて分配し、ドジャースへの分配金の総額は4600万ドル(約71億5500万円)、1人あたり48万4748ドルとなった。その全額を受け取る条件として、6月1日以降にチームに在籍していたか負傷者リスト入りしていたワールドシリーズ出場資格があった選手が該当するという。また、それ以降チームに在籍していなかった選手はチーム内の投票により全額か一部支給かが決まるとしている。
キムは今年1月にポスティングシステムを経て3年1250万ドル(約19億7000万円)で加入。しかしキャンプやオープン戦で結果を残せず、開幕はマイナーで迎えた。それでも、5月3日(同4日)にメジャー初昇格を果たすと、俊足好打を武器に最後まで帯同。レギュラーシーズンでは71試合出場、170打席で打率.280、3本塁打17打点、OPS.699、13盗塁だった。
しかし、ポストシーズンではレギュラーがほぼ固定されていたため、打席に立つことはなく出場2試合だけ。それでも、ポストシーズン初出場となった地区シリーズ第4戦では延長11回に代走で出場。劇的なサヨナラのホームを踏み、ワールドシリーズ第7戦も延長11回から守備で途中出場し、最後のアウトをフィールドで見守った。
「コッツ・ベースボール・コントラクト」によると、キムの今季年俸は250万ドル(約3億9400万円)。分配金は今季報酬の約20%に相当しており、大きな“臨時収入”になったことは間違いない。
(Full-Count編集部)