「山本>スクーバル」 米識者の“投手番付”に批判の声も「どうなってる」

ドジャース・山本由伸(左)とタイガースのタリク・スクーバル【写真:ロイター】
ドジャース・山本由伸(左)とタイガースのタリク・スクーバル【写真:ロイター】

スクーバルは2年連続CY賞…PS3登板で防御率1.74

 賛否呼ぶランキングとなった。元球宴左腕でMLBネットワークのアナリストを務めるダン・プリーサック氏が19日(日本時間20日)、今シーズンの先発投手ランキングを発表。ドジャース・山本由伸投手を全体2位に位置づけたが、「スクーバルよりヤマモトが上?」と米ファンの反感を買っている。

 プリーサック氏は自身のX(旧ツイッター)を更新。「野球ファンのみんな、お待たせ! これが最新にして最後の『DP(ダン・プリーサック)選出:トップ25』だ。今回はポストシーズンの活躍も加味して決めたぞ! さあ、どしどし意見を聞かせてくれ!」としてランキングを公開した。1位にはナ・リーグのサイ・ヤング(CY)賞のポール・スキーンズ(パイレーツ)、2位に山本。3位には、ア・リーグで2年連続CY賞になったタリク・スクーバル投手(タイガース)が選ばれた。

 山本はメジャー2年目の今季30試合に登板し、12勝8敗、防御率2.49、201奪三振、WHIP0.99、メジャートップの被打率.183をマークした。CY賞投票では3位。そしてポストシーズンは獅子奮迅の躍動だった。6試合に登板して5勝1敗、防御率1.45、2完投。ワールドシリーズでは史上13人目の3勝を挙げ、シリーズMVPに選ばれるなど、一気に声価が高まった。

 対して3位のスクーバルも、タイガースのエースとして奮闘。2年連続で防御率1位に輝き、195回1/3、勝利貢献度WAR6.5、WHIP0.89、241奪三振は投手3冠になった昨季を上回る内容だった。チームは地区シリーズで敗れたものの、ポストシーズンでも計3登板で20回2/3を投げ、1勝0敗、防御率1.74、36奪三振と堂々たる数字を残している。

 それだけに「山本>スクーバル」の“図式”にファンも驚いたようだ。「ヤマモトがスクーバルより上だって!?」「ヤマモトとスクーバルの順位を入れ替えろ」「スクーバルの方がヤマモトより優れている」「こいつは大馬鹿者だ」「彼を3位に据えるなんて、君の選手評価の信憑性を疑うよ」「スクーバルよりヤマモトが上? ウェブよりロドンが上だと?一体全体、このリストはどうなってるんだ!」と批判の声が殺到している。

【一覧】山本由伸は2位、スクーバル3位…賛否呼ぶプリーサック氏のランキング

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