ド軍の“韓国の逸材”に「明確な欠点」 好成績の裏に潜む脆さの正体、番記者が指摘

開幕はマイナースタートもワールドシリーズの舞台に立ったキム
メジャー1年目のシーズンを終えたドジャースのキム・ヘソン内野手は、来季以降も生き残ることができるのか。韓国球界から3年1250万ドル(約19億7000万円)で加入。71試合に出場して打率.280、3本塁打、13盗塁とまずまず数字を残したが、米メディアの評価はシビアだ。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のドジャース番、ファビアン・アルダヤ記者は19日(日本時間20日)、読者からの質問に答える形でキム・ヘソンの現状を分析。表面的な数字の裏に隠された脆さを指摘した。「昨季メジャーで残した表面的な数字は確かに良かったものの、出場機会が増える中で相手チームが露呈させようとした明確な弱点も示していた」と警鐘を鳴らした。
アルダヤ記者が具体的に挙げた課題は、対左腕の対応だ。「キムはゾーン下へのボールを追いかけすぎており、それを補うためのストライクゾーン内でのコンタクトが十分ではない。手強い左腕投手相手には、苦労している」と分析。スピードや守備に関しては既にメジャーレベルにあると認めつつも、レギュラー定着にはスイングの改良が不可欠であるとした。
球団側は、舞台裏での献身的な取り組みやアジャストしようとする姿勢を高く評価しているという。しかし、ワールドシリーズ3連覇を至上命題とする常勝軍団において、成長を待つ時間は長くはない。アルダヤ記者は「キムにとって、この春は重要なものになります」とし、2年目のスタート地点が重要になってくると予想した。
(Full-Count編集部)