鷹・上沢直之、現状維持の2.5億円で更改 伝えた感謝…日本復帰1年目は「簡単ではなかった」

契約更改後、会見に応じたソフトバンク・上沢直之【写真:竹村岳】
契約更改後、会見に応じたソフトバンク・上沢直之【写真:竹村岳】

自己最多タイの12勝「携わってくれた全ての方に感謝」

 ソフトバンクの上沢直之投手が24日、みずほPayPayドームの球団事務所で契約更改交渉に臨みサインした。交渉後の会見に臨んだ上沢は「サインしました。現状維持です」と語った。今季年俸は2億5000万円だった(金額は推定)。

 複数年契約を結び迎えた1年目の今季については「少しでも力になれたのはよかったですし、また来年はもっといい成績が求められると思うので、しっかりやりたいです」と振り返ると、「僕の気持ちの中ではいろんなことがあって、簡単なシーズンではなかった。新しくホークスに来て、内部の方々、たくさんの方にサポートしてもらったおかげで怪我なく回ることができたし、レベルアップもできた。携わってくれた全ての方に感謝したいです」と周囲のサポートに感謝した。

「1年間、むらなく同じような成績で回ることが大事だと感じた。前半はよくなかったので、来年は頭から同じパフォーマンスができれば」とシーズン後に感じた課題を明かすと、「来シーズン全ての成績で今年を超えられるように頑張りたい。イニングももっと、僕自身は投げたいという思いが強いので、なるべくたくさん消化できるように頑張ります」とソフトバンク2年目の来季を見据えた。

 上沢は日本ハム時代の2023年オフ、ポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦。レイズとマイナー契約を結んだが、オプトアウト(契約破棄)を行使してレッドソックスに移籍。メジャーでは2試合登板にとどまり、2024年オフに日本球界復帰を決断。ソフトバンクを新天地に選んだ。

 今季は23試合に登板してキャリアハイに並ぶ12勝を記録。144回2/3を投げ防御率2.74と、チームの日本一に貢献した。オフにはハワイの優勝旅行にも参加。「やっぱり野球選手をやっていたら1個獲りたいなっていうのがあるので」とタイトル獲得にも意気込みを明かしていた背番号10。連覇を目指す来季も中心選手として期待がかかる。

(Full-Count編集部)

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